ギラファノコギリクワガタ簡単飼育マニュアル

寿命 成熟後3ヶ月〜12ヶ月 (羽化後、成熟まで約2〜3ヶ月)
成虫飼育法
【飼育温度】 だいたい20℃〜30℃。30℃を超えた状態が長く続くと危険。
寒さにも強いが、15℃以下は危険。25℃前後が最適。
【飼育ケース】 ♂は中〜大プラケースで単独飼育。私の場合は、100円均一の
米びつをを使用しています。ちょうど中〜大プラケースの中間ほど
の大きさで重宝しています。
♀は、小プラケースで単独飼育。私の場合は、スーパー等の89円
均一で夏のみ限定販売中の虫かごを大量に買い占めて使ってます。
コバエ防止のためふたとの間に防虫シート(私の場合は新聞紙)を
挟むとだいだい防げます。
【飼育床他】 広葉樹マット。私の場合は、「くぬぎ純太くん」を使用しています。
3〜5cm少し高低差をつけて敷き詰めます。(その際十分に水分
を含ませること)ギラファは乾燥に弱く、少し湿り気味にする。
マットの上には、転倒防止用の樹皮を敷き詰めて完成。
あとは乾燥させないように、こまめ(目安は週に2回)に霧吹きを
してください。
直射日光をさけた比較的涼しいところで管理してください。特に夏場
は注意が必要です。
【えさ】 16gのトレハロース入り高タンパクゼリーがオススメ。私の場合は、
オークションで1,000個単位で購入してます。1,000個と聞くと一瞬
多いように聞こえますが、外国産はとにかくものすごい食欲で、
♀でさえ1日1個は食べてしまいます。その他、りんご・バナナ等も
食べるみたいですが、劣化が激しいため与えていません。スイカは
NG。お腹を壊して早死にの原因になるらしい?えさ交換は、夕方
がベスト。間に合わなければ、夜でもOK。やはり、この種も夜行性
なので、夜に活動するのでそれに合わせて交換しましょう。
ペアリング
【温度管理】 だいたい25℃〜28℃がペアリング&産卵には最適です。
【成熟度】 成熟(=後食開始)後、2〜3ヶ月経過した、良くエサを食べ、良く動く
ペアの個体を選ぶと良い。
【飼育ケース】 私の場合は、100円均一の米びつ(中プラケと呼んでいる)を使用。
マット(くぬぎ純太くん)を底面が隠れるくらい薄く敷き詰め、転倒防止
用の樹皮を敷き詰めエサの高タンパクゼリーを多めにセットします。
先に♂をセットし、しばらく環境に慣らします。落ち着いた頃を見て、
♀をセットします。しばらく様子を見て、♂が♀を攻撃するようであれば
♀を別のケースの移し、再度やり直します。♀殺しの多い種であり、
目が離せません。
でも、十分に成熟した個体同士の場合は♀殺しもほとんどないみたい
です。敷き詰めた樹皮が隠れ蓑になるみたいで、少し多めに入れま
しょう。この方法で1週間くらい様子を見ながら同居させてあげれば、
ほぼ間違いなく交尾は終了しています。♀だけを産卵セットへ。
【産卵セット】 中プラケに、醗酵済マットを加水したものを5cmくらい敷き詰め、押し
固めます。事前に用意した(約1日水に漬け、半日乾燥させる)産卵木
(私はクヌギ)を入れ、さらに隙間に醗酵済マットを軽く押し固めて、上に
いくにしたがい柔らかめに詰める。この状態でふたを閉め、2〜3日放置
する(再醗酵して発熱する可能性があるので)。ケースを触って熱を持っ
ていないようだったら、樹皮とゼリーを入れ、♀を投入する。
【産卵】 この種は産卵木にも産みますが、大抵はマットに産卵します。ほとんど
食事もしないで産卵しますが、ゼリーは切らさないようにチェックして下さ
い。♀を投入後2〜3日すると、ケースの底部に黄色い卵が見えてきた
り、産卵木をかじった跡が見られたりします。静かな場所で保管しましょ
う。
3週間後に、産卵セットを交換します。あまり長くセットしていると、♀が
せっかく産んだ卵や幼虫を捕食してしまう可能性があります。
このタイミングでもう一度、ペアリングさせましょう。
【割り出し】 ♀を取り出して3週間後、そろそろケースの底部や側面に小さな幼虫が
見えてきたら、待ちに待った割り出しです。この瞬間がブリードしていて
最も幸せなひと時です。ぜひみなさんも味わってみて下さい。
幼虫飼育法
【幼虫期間】 だいたい6ヶ月〜12ヶ月で成虫になります。
♀で約6ヶ月、♂で8ヶ月〜12ヶ月くらいの幼虫期間です。
【飼育温度】 20℃〜30℃。25℃くらいが適温。
【卵〜初令】 割り出しの際は、できれば幼虫で回収した方が良い。でも卵を回収
してしまったら、若干湿りぎみのマットをふわっとした感じで敷き詰め、
丁寧に卵を並べる。
並べたら、これまた先程よりも、少な目の湿り気のマットをふわっと
そーっと卵の上からやさしくかける。あとは、暗く静かなところで保管
する。
2〜3週間くらいで、孵化しますので、孵化後の初令幼虫を回収します。
そのまま放っておくと共食いしてしまいます。
初令幼虫は、プリンカップで管理します。その際のマットは微粒子発酵
マットが適しています。(菌糸のプリンカップでもOK)私の場合は、
購入するとけっこうな値がするので、普通の発酵マットをザルでふるい
にかけて細かいものをプリンカップに詰めます。水分は、やや少なめ。
【初令〜2令】 プリンカップで管理すること約1ヶ月もすると、2令幼虫になっています。
プリンカップでは、ちょっと手狭な感じがしてくるぐらい大きくなってい
ます。800cc〜1,000ccのポリボトル(ビンでもOK)に、発酵マットを固め
に2/3ほど詰める。(菌糸ビンを使ってもOK)幼虫入りプリンカップの
マットをポリボトルにふわっと入れ、その際幼虫を傷つけないように
注意しながら、全部入れたら真中に少し窪みをつける。最後にその
窪みに幼虫を入れれば出来上がり。そのまま温度変化のない暗い
場所で保管してください。
【2令〜3令】 約2ヵ月後(マットの劣化具合にもよる)、すでに大きな3令幼虫になって
いるはずです。♀の場合は、そのままの大きさボトルを使う。♂の場合
は、1,400cc〜2,000ccのポリボトル(ビンでもOK)を用意する。やはり
発酵マットを固めに2/3ほど詰め、前の残りのマットをゆるめに詰めて
いく。最後に窪みを作り幼虫を投入する。温度変化の少ない暗い場所
で保管する。
前蛹〜蛹化
【前蛹】 孵化してから、♀で約6ヶ月、♂で8〜12ヶ月で蛹になるための準備をします。
体が黄色くシワシワになってきたら、そろそろ前蛹です。蛹室を作るために
糞を固めて壁を作ります。蛹室ができると、今まで曲がっていた幼虫がまっすぐ
に伸びます。蛹室の壁に沿って、しきりに腹筋運動?をしています。この頃は
特にデリケートなのでそっとしておきましょう。
【蛹化】 前蛹になってから、2〜3週間経過するといよいよ蛹化です。色も黒ずんできて、
中には蛹が出来上がっています。前蛹の皮を脱ぎ、蛹に変身します。まるで、
別の生き物みたいですが、とても神秘的で生命の躍動感を感じさせてくれます。
この時期も非常にデリケートなので、そっとしておきましょう。
羽化
【羽化】 蛹になってから、♀で約1ヶ月、♂で1〜2ヶ月いよいよ待ちに待った羽化です。
色も黒ずんできて、皮の中には成虫の部分が見え始めています。この種は、
とても羽化するのがとても上手で、羽化不全の心配もないみたいです。蛹の
皮が裂け始め、あっという間に成虫になってしまいました。まだ、上羽はオレ
ンジ色で時間が経つにつれ黒く色づいていきます。この頃は、まだ柔らかく
触らないようにしましょう。しばらくは写真撮影も控えてそっとしておいてあげて
下さい。
羽化する瞬間は、生命の神秘を感じますし、とても感動します。ぜひみなさんも
この体験をできるように祈っております。


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